ドロップキャップは先頭文字を大きくして目立たせるためのものです。日本語ではあまり行いませんが、欧文では先頭文字のみを飾り文字などにして目立つようにレイアウトすることが少なくありません。
ドロップキャップの指定は簡単です。[ドロップキャップと先頭文字スタイル]で、[行数]と[文字数]を指定するだけです。
行数 2
文字数 1
とすると、先頭の1文字のみがサイズが2行分に拡大されます。[行数]を変更すると、指定した行数までに文字のサイズが大きくなります。[文字数]を変更すると、大きくする文字数を指定できます。
[文字スタイル]では、先頭文字のみの文字スタイルを指定します。ここで文字スタイルを指定するときは、あらかじめ文字スタイルを作成しておくことが必要です。文字スタイルとを作成すると、フォントを変更したり文字カラーを指定できます。なお、インデントが指定されている場合、インデントはそのまま反映されます。
[行数]と[文字数]を指定するとき、文字スタイルには、フォントサイズは入力しません。フォントサイズを指定すると、ドロップキャップのテキストサイズが正しく反映されません。
[先頭文字スタイル]は、ドロップキャップスを[行数]と[文字数]で指定するのではなく、任意の文字やタブなどで切り換えるものです。たとえば、「、を含む」とすると、先頭文字からカンマのある部分までに、指定した先頭文字スタイルを指定します。
[先頭文字スタイル]は複数指定できますので、先頭文字部分のフォーマットが一定であれば、最初の文字、カンマまでの文字というように使い分けて、複数の先頭文字を指定することが可能です。
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